インキュベーター・インスティテュート齋藤一恵のブログ

‘多文化共存の社会と組織’ カテゴリーのアーカイブ

2016 年 3 月 9 日 水曜日

日本人にとっての海外インターンシップと欧米諸国の企業にとってのインターン生

私は90年代に海外留学、インターンシップをしたい人へキャリアカウンセリングをしてインターンシッププログラムの手配のサポートを仕事にしていました。日本国内の学歴だけで、職業選択が制限される常識のなかで、海外にいって勉強しなおして、自分のやりたい方向の仕事に挑戦する道筋を海外での専門的な勉強をすることで、キャリアチェンジできるよ!! という信念があり、それが、私の最初の起業でした。

当時、海外インターンシップといえば、「お金と人の労働力搾取」じゃないか?と思うような業者がいて、個人的には「それって、どうなの??悪徳じゃないの?」と思っていました。
悪徳業者を一掃してやりたいという気持ちで、人の人生のカウンセリングについて勉強して、産業カウンセラーの資格をとり、人の人生を左右する海外留学、インターンシップを希望する社会人向けにカウンセリングと手配のサポートをするカウンセリングオフィスを東京、上野で設立したのが、私の最初の起業の情熱でした。

当時、それは、その本人がそのプログラムに100万円以上、お金を払って、現地で提供された部屋に家賃もちゃんと払い、海外の企業に派遣、研修生として働くというパターンでした。

アメリカや、イギリス、オーストラリアなどでは若者のインターンシップ受け入れがある意味、企業の社会的な活動として定着しているもので、日本でいうとアルバイトと同等レベルの仕事が与えられることが常識的。

「日本の若者の「夢の実現」か「やりがい搾取」か、米VC・Fenoxの騒動で見えたシリコンバレーインターンの実情」
http://jp.techcrunch.com/2016/02/26/fenox/

この記事にある企業での体験は、日本人にとってはシリコンバレーというブランドも含めて確かに魅力的だと思います。
この記事で見えてこないのは、日本人を中心とした56人のうち、何人がこの会社で採用になったのかなあ? と思うけど実際、雇用計画ゼロが前提でも、「若者の就業体験を提供する」ことが一般的な目的なので。

日本企業の若者インターンシップ受け入れの実践が進化していないなあと思うのと、日本の場合は、優秀な学生採用のひとつの手段と考えていて、お客様扱いの企業が多く、海外のインターンのあり方と比較すると「搾取」に見えやすいかもしれない。

2013 年 5 月 19 日 日曜日

シンガポールの少子化対策の政策と在シンガポール日本企業に関連する法改正(1)


2012年、シンガポールの出生率は、日本の1.39( 2010年だから現在はどうなのか?)の出生率よりも、さらに低い、0.78になってしまった。長年、1.1人くらいは維持して来て、昨年、いきなりガクッと下がったようです。これは、一組の夫婦に1人の子供が不在ということだ。
http://www.indexmundi.com/g/g.aspx?c=sn&v=31

そんな背景と評論的には言ってしまうが、シンガポール政府はすでにこうなる予測を立てていたうえで、結果の前に2012年から政策を早急に打ち出し、さらに子供を産む働く女性、男性、すなわち子供を産み育てる両親へ支援制度をさらに追加。

というわけで、実際に条例として企業への義務付けを施行。その一部が今月、5月1日から施行されました。

普段、企業向けに就業規則、福利厚生制度のアドバイス、策定支援をしている当社では、本来、先に情報発信するべきだったと反省もあり、このブログで具体的にお伝えしたいと思います。

また、企業側、いわゆる雇用主側が従うべき条例の法改正による義務のほかに、普段、日本人経営者があまり関知していない、社員側が受け取る福利制度についても、あわせてお伝えしたいと思います。

それによって、日本の働く女性、家庭をもつ男性社員にも何ができるのか? 
そんなことも考えていきたいと思います。
まず、最初に在シンガポール日本企業の経営者へお伝えしたほうが良いことを先に伝えていきます。

2013年5月1日から施行になった、企業の義務について。

1) これまで、ゼロ歳から7歳の子供を持つ両親に年に2日、育児有給休暇を義務付けていましたが、これを子供の年齢12歳にまでに変更しました。
2) これまでの育児休暇制度に追加して、母親、父親が共有できる育児有給休暇1週間を新設しました。これは、2013年5月1日以降に生まれた子供を持つ市民に適用されます。
3) 2013年5月1日以降に生まれた子供を持つ父親には、その子供の出産に対して一出産に対して、1週間の父親出産休暇を認める休暇を新設しました。

まずは、日本企業の義務にとって影響のある改正条例をお伝えしました。

2012 年 8 月 12 日 日曜日

日本の中小企業というダイアモンドへのグローバル化支援の重要性

日本にいる日本人の人たちには、今の政府のやり方、行動、メディアによって、人間ならこの環境だと何人だろうが、先が見えないです。
日本にいる日本人なら将来を信じることが困難な状況だと、海外にいる日本人の私でも思います。

一方で日本人とは対照的な存在として、中国人は昔から「政府は信じられず、自分と家族と本当の親友たち」を信じ、その人たちと幸せを共有するために海外に移住して、商売してきて、中国ではない土地で「自分たちの繁栄」を築いてきました。

中国人をただ見習え!というつもりはまったくありませんが、政府が信用できて政府がなんとかしてくれるという妄想が日本国民には過去、なんだかあり、しかし東日本震災によってそれはただの妄想だったと気づいた人は少なくないと、twitter などからの皆さんの発言を見ていても感じます。
そもそも「政府は信じられないし、騙されて得はない」と、そういう思想がなかった人達はどう生きてきたのか?ということを知ることも参考になると思います。

そして、それについ最近、気づいた人々は何を指標にしていったらいいのか? 漂流難民的な気持ちになっている人も多いのではないかと想像しています。

一方で私個人的には、日本市場でもう注目しなくなった、地方の中小企業にフォーカスしています。
日本市場の産業界ではもう必要とされない時代になったとしても、アジアやそのほかの国では、日本の中小企業、町工場の企業さん、彼らが注目されるに値する実力をもっているからなのです。
これまでの日本で活躍してきた彼らの技術やサービス、商品はこれから!今の日本人のような消費心理にたどり着くその途中だからです。
今後の後進国、新興国にとって日本の中小企業さんの商品や技術は、新興国にとってありがたい、ハッピーな存在になることは間違いありません。

だから、私はシンガポールにいながら、日本の地方の中小小企業にスポットライトを当てるための努力をしたいと毎日、考えています。

先日、シンガポール国立大学と早稲田大学ビジネススクールの共同プログラムにて、当社で企業コーディネートを担当しました。

そこで感じたのが、ビジネススクールはもっと日本というチームに対して、世界で戦えるための知識を産業界と手をとりあい、共同で日本をアピールするべきだと感じました。

残念ながら、昔から日本の大学はキャンパスの中だけで研究していて、学内の先生に認められることだけか、学会だけで共有してしまいがちな構造。
(また、その教授が産業界の流れやトレンドとかもとんちんかんな人だと最悪。)

ビジネススクールなら、もっと産業界と手をとりあって一緒にグローバル戦略を検討できないのかな?と思いました。

また、日本企業の管理職=だいたい50代以上のシニアは長らく大学の教育、アカデミックを信用していないので、(だから大学の専門とは関係なく人を配置する)社会人になった段階で、その人のベースの知識は0.ゼロ。
海外では、大学の専門性を重視するので、そこからもう仕事の専門知識を備えているという専門家意識を持たせて採用しています。

一方で、そういう事態に対して以前から問題意識を持って行動していた日本人リーダーは日本社会にちゃんといるのです。

今はもう、昔の当たり前を疑い、この国の勘違いや弱さをリカバーするリーダーが必要な時。そのうえで、私は日本の産業界の歴史を支えてきた日本の中小企業という存在にフォーカスしています。

2012 年 1 月 26 日 木曜日

シンガポール日常での出会いと幸運?

今日は夕方、仕事が片付いて、愛犬の散歩していたら、近所のインド人マダムに「あなた、今日、うちのディナーにいらっしゃいよ」と誘われて。
「20:15にうちにいらっしゃい」と言われた。

特に予定のなかった私は「は、はい・・・」と。

そして、素敵なおうちのリビングへ。
(愛犬は置いて行った。)

リビングルームは、まるで高そうな、日本人向けの高級カラオケラウンジ風。

ビール?ウィスキー?ワイン?と聞かれて、
とりあえず、ビールで。(超日本人だな。)

その後、マダムがウィスキーを飲むことがわかり、
私もウィスキーをソーダ割りで頂きますといって、
いろいろと、最近のエレベーターでの問題出来事や、日本での滞在体験を話した。

そして、そのインド人マダムのインド人旦那さんが、私のマンションのオーナー理事会の理事だったようで、話したら、4月ごろから、日本メーカーのフジツーリフトに変えるという、ほとんど、決まりそうな話だよ。と教えてくれた。

ぞれは、富士通じゃなくて、「フジテック」じゃない?
と聞くと。あ、そうかも。とおっしゃった。

じゃ、早く、お願いですから変えてくれと。 そうでないと、子供とか、病弱な老人が私のような立場で被害者になったら、最悪ですよ!!!!!
と訴えた。

しかし・・・二人とも私が真剣になるほど、笑うのだ。
「笑い話やジョークじゃないのだ!」と訴えてみる。

すると、紳士の旦那さんは、私の体験談に笑いを抑えながら「そうだね。わかったよ」と。

なんだか、ご近所のインド人から、よく誘われる私なのである。
ついでに、「私たちは前世でつながりがあったんじゃないのかな」と言われる・・ インド人に言われるとなんだか本当らしく思えたりして。

そして、先日、エレベーターで大問題があった私の経験を話したら、そのマンションの決議のキーパーソンだった。
なんだこれ? 気持ちわるいけど、神様、ありがとう♪ ですな。

2012 年 1 月 17 日 火曜日

海外赴任者へのマインドセットの重要性

最近、思うこと。

日本で成功したケースの中堅企業が、シンガポール法人へ選抜されてシンガポールにいら​した赴任者はシンガポールに来ても、日本の自社の成功モデルと日本の常識を通そうとうするやり方がとても強いのです。

日本で成功した、私のキャリアの方法だから、シンガポールでもこれは通用するはずだし、当り前でしょ? という感じのご担当者が、大手企業ではなくて、中小企業でもいらっしゃいます。

海外にいらした方へ、当社ではこの場合、私は正しいことをしているのに・・・(確かに日本ではそれが正しいし、素敵。)でも、その方の日本でのキャリアの正当性を説明されて、シンガポールでこれをやっているのにシンガポールでうまくいかないといわれても。

どうやって、「いや、顧客も従業員も日本人ではありませんから・・・」とつっこむタイミングを作るか、結構、精神的にも苦労しています・・・​。

これは、本来は海外へ赴任する人へ、本社が「海外に行ったら、そこの現地の人を尊重するべし」という大切なひとつのことを会社上部から教育、マインドセットしないと無理です。

困るのは、その後のその企業さんなんです。  
結論は、海外に赴任させる前に本社から、「海外​に行ったら、現地の人を尊重するべし」という、この一言を最低限、念押しする教育をしてから海外に送ることが大切だと思います。​ 
英語の研修よりも、その外国で生活して、ビジネスをさせて頂く以上、その国の人が大切にしている価値を知ること、そして尊重、いわゆる人間尊重、人権尊重を理解することが基本です。

こういうことが、グローバル経営とグローバル人材育成のふもとでは小さくても大切なことだと思います。
ご本人もよけいなプライドとストレスで苦労してしまいますから。

2012 年 1 月 10 日 火曜日

やっぱり、上野は最高!

昨年、一度も長期休暇を取らずに仕事一筋の仕事生活であった私は、年末、ゆったりと
寒い冬の日本を満喫しました。
そして、日本滞在もあと1日。明日は企業訪問して、深夜便でシンガポールへ帰ります。

今回の日本でのホリデー中の観光は、京都、東京の人形町、そして古巣の上野を歩きました。
京都は、将来のためにまだ、行きたいところを残して、京都市内、祇園と東寺の空海さんへご挨拶。

写真は、上野動物園で、すごい人だかりのなかで、やっと、遠目から撮れたパンダの写真です。
30分以上待たされそうな列になっていて、並ぶのをやめた私にとって、これでもベターレベルの
パンダの写真です。す~ごい人でしたよ。上野動物園は。
上野公園を歩いても、気持ちいい~。

しかし、やっぱり、「上野は最高!」
上野駅前の商店街で、後ろにいた男性が、「上野、サイコ~!」と口走っていたので、
笑って、うなずいてしまいました。

国立美術館、国立博物館、上野動物園、桜の公園、不忍の池、神社、寛永寺などの仏閣、
アメ横商店街、韓国焼肉屋さん、吉池、多慶屋、寿司屋、鰻屋、とんかつ屋、皮革製品屋、
おもちゃ屋、盛り場の仲町通り、輸入品のお店、宝石問屋街、屋台、古書店、画材店、書道店、仏壇屋、
藪蕎麦屋、スポーツ・ゴルフ屋、銭湯、若い人からシニアまでが楽しめるカルチャーが、
ぜーんぶ詰まった「アミューズメントパークのような街」なのだ。

やっぱり、東京に住むなら江戸文化が残る下町、上野界隈か谷中、湯島がいいなぁ、なんて思いました。
上野駅前にある三井ガーデンホテルに泊まったのですが、思わず延泊しました。

とにかく、店員さんたちも、地元の母も、アメ横や寿司屋の大将も人に優しい、江戸っ子気質。
どこに行っても、気持ちよくコミュニケーションできて、いい感じです。
私が、下町の江戸っ子気質だからかも? 笑

江戸時代から、異文化を持つ人々を尊重する上野という街でした。

2011 年 8 月 26 日 金曜日

Facebook “シンガポールビジネスコンシェルジュ ページ” OPEN!

シンガポールを拠点に人事管理・人材育成コンサルティングサービスを日系企業の海外拠点向けに提供してきた、インキュベーターインスティテュート(Tii)が、日本の地方の中小企業向けに、シンガポール進出前から法人登記、会社設立、開業後の支援をトータルで提供するサービスを開始しました!

会社設立後からは、ローカル事情にどうしても疑問が多い初年度1年間に、シンガポール総務、経理の実務経験が豊富な日本人女性からなるコンシェルジュチームが味方となり、サポートします。 すでに営業している企業のグループ会社、子会社様のシンガポール拠点新規セットアップにもぜひご活用ください。

それに伴い、Facebook のファンページをOPENしました!こちらです。 「シンガポールコンシェルジュ」Facebook pageつい2日前にオープンしたばかりで、まだコンテンツが少ないのですが、
他のサイトとは違い、日本人からみて、シンガポールビジネス、アジアのビジネスのヒントになりそうな情報にフォーカスして、ビジネス視点で情報発信していきます。

ぜひ、皆様、「いいね!」とご支援頂ければ、毎日、日本のために役に立つだろうか?と悩みながら、情報を収集するスタッフにとって大きな励みになります。

東日本大震災の被災地の企業さんには、当社の支援サービス料金のうちの50%をキャッシュバック致します。どうか被災地で沢山のものを失い、何から手を付けたらいいのか将来が見えない中小企業の経営者の方達にアジア進出という手法で再起を図る方法を提示して、心から応援したいのです。
そして、被災地の企業さんのアジア進出成功モデルをひとつだけでいいので、創出するためのメンバーになれたらスタッフ一同、本当に日本人として生きていて幸せです。

2011 年 3 月 30 日 水曜日

【訂正情報】日本政府は民間の力を復興へ活用するべき~シンガポール寄付金所得税控除の場合~

★3月30日午前10時までに開示していた内容に誤解を招く記述がありましたので訂正してお詫びします★
シンガポール国内団体を通じて日本震災義援金に寄付をしても所得税控除が適用されないという情報を公共団体IPCに確認しました。大変申し訳ありませんでした。~

シンガポールという国には、仏教、ヒンズー教、イスラム教、キリスト教などの多様な宗教を持つ人たちが一緒に暮らしています。
しかし、宗教を大切にしている人たち=人として生きる道とその価値観を他者と共に大切にしている人達であります。どんな宗教であれ、彼らにとっては今の日本の悲惨な震災被害の状況からして、ここシンガポールでも日本を少しでもヘルプしよう!という動きが民間で活発になっています。

シンガポール政府は制度としても、社会的な弱者やコミュニティの問題に取り組む組織、NPOやNGOの活動に対して,チャリティ寄付活動を市民に奨励しています。

具体的には寄付金額の2.5倍の金額が所得金額から控除されます。
(しかし、残念ながら今回の日本への募金は「海外へのチャリティ対象」なので所得税控除は対象外とのことでした。)

このブログでは所得控除が250%だから、ぜひ寄付しよう!と言うつもりはサラサラないので、誤解頂きたくないのですが。
この制度を確認し、いち日本人としては、なるほど政府の賢い社会制度と奨励策に妙に納得してしまい、ボランティア団体が多くある日本政府は真似するべきだと思い、このブログを書いています。

特定の人による利益追求ではなく、社会の質を高めるための活動をしてくれる組織には、民間からの資金が使われるような仕組みにして、政府が管理運営の資金援助や維持の面倒をみなくても、民間から自然派生的に動機づけされてNPOへ資金がめぐるように制度をつくっているということ古代チンギス・ハーンの言葉そして、高所得の人にはこういう社会サービスに資金をどんどん、だしてもらいましょうということです。そして、忘れないのはそういう人を社会では賞賛します。

ここが、日本政府の寄付に関する政府の仕組みとシンガポール政府の仕組みが大きく違うところ。国民、民間社会の人々への動機づけを政府が制度として用意することで、寄付金の流れがサラサラと流れて、寄付した人も寄付された人もその組織もハッピーな仕組み。
さて、各国の寄付制度を調べたことはないのですが、まずはシンガポールで寄付した後、経営者や経理担当にとって気になる、シンガポールでの寄付に関する政府奨励、税金控除制度の要点をお伝えします。

<所得税控除の対象となる寄付の種類>

• Cash Donations 金銭による寄付(広告目的がないもの)
• Shares Donations 株式公開している会社株の寄付(個人株主限定)
• Computer Donations コンピューター機器物資による寄付
• Artefact Donations 美術品等の美術館への寄付
• Public Art Tax Incentive Scheme 公共施設への彫刻美術品の寄付
• Land and Building Donations 土地と建物の寄付

<シンガポール所得税控除制度>
シンガポールでは基本的には寄付金額の2倍額の所得控除制度でしたが、その後、2009年1月より、現在は寄付金額の2.5倍の金額を所得金額から控除する制度が実施されています。
2011年の財務大臣からのシンガポール予算の発表により、これをさらに2015年の12月31日まで適用を延長し、シンガポール国民、居住者による積極的なチャリティ活動への奨励制度がアナウンスされました。

<所得税控除を受けるための注意点>

所得税控除の申請はこちらで確認:IRAS Donations and Tax deductions

寄付先のチャリティ活動をしている組織がシンガポール指定の機関Institutions of a Public Character (IPC)に登録認定されていることが控除の対象となる基本条件。
このIPCオンラインから寄付をすると、寄付をする人・企業のID番号:NRIC/FIN/UEN が確認されて、税控除のためのレシートTax Deduction Receiptsを発行してくれます。
その後、IPCが税務署へ、その人・企業が寄付をした記録を送信してくれて、税金控除の申告が同時に可能で、あとで申告する手間が不要なのです。
“さすが、シンガポールのe-ガーバメントです!! “

残念ながら、個人納税番号がない+各省庁のIT化、情報連携ができていない日本では到底、真似できない技ですな・・・複雑な気持ち。

以前から日本のNPO団体への寄付文化や税制の問題点を指摘している人は多いのですが、残念ながら、思い切った奨励策が採用される様子がありません。今回の震災義援金のうねりから、政府が制度改革に動いてくれるといいのですが。

そもそも、社会で起きている様々な課題やコミュニティの問題すべてに行政が問題解決サービスを提供するのは不可能であり、行政がやらないほうが効果の高いサービス活動もあります。今の財政難の日本政府にとって、この震災復興資金は政府だけでカバーすることが困難なことは想像に難しくありません。
ちなみに日本の場合は、日本赤十字社など特定公益法人等への一年間の寄付金の合計から、5千円を差し引いた金額が、年間所得から控除されます。

個人的には、世界中からの支援が集まる超大手赤十字さんには災害時の医療系支援をお任せして、行政の手が回らない部分の自治体、地域住民支援にはいっていく小さなNPO, NGOに活動費を支援し、復興のためのステップに使ってほしいので、日本のそういったNGO団体にも寄付をしました。
ぜひ、定期的に?段階的に分割寄付していけたらいいですね。

正直、この2週間、震災と原発事故ニュースで眠れない心労を重ねた日々を過ごしましたが、被災していない私が落ち込んでいてはあかん!と気持ちを入れ替え、支援金も一度ではなく、今後の復興段階にあわせて、この元気なアジアから支援していけるようにビジネス頑張るぞ!と心を入れ替えました。

<ご注意> シンガポール国内団体を通じて日本震災義援金に寄付をしても所得税控除が適用されないという情報をIPCに確認しました。

シンガポールお役立ちウェブ 日本のためにシンガポールから出来ること シンガポール国内のチャリティイベント情報を網羅してます。

2010 年 11 月 14 日 日曜日

グローバル化を一気に加速するための「シンガポール進出セミナー」@東京開催

私がシンガポールで会社を設立した当時から、「日本のベンチャースピリッツのある企業のグローバル化、シンガポール進出を支援したい」というビジョンがありました。
今回、実現できることになったのは!

日本の中小企業、ベンチャー企業対象
 「グローバル化を一気に加速するためのシンガポール進出セミナー」の東京開催です! (やった~!)

日本商工会議所のウェブサイト、トレンドボックスでもご紹介頂きました!感謝!

日本経済を支えている中小企業の経営者の方たちが、海外進出と自社のグローバル展開に挑戦し、どうかこの日本の不況を打破して成功してもらいたい。中小企業にグローバルな成功を獲得してもらい、日本の経済の基盤を支えている中小企業に強く希望をもっていただき、日本を元気にして欲しいという思いです。 また、日本の若い人達に、海外で活躍する若い世代の日本人経営者を見て、将来、グローバルに活躍する夢をもってもらいたいです。

今回のセミナーの目的には、ありがたいことに協力してくれる企業が次々と現れて、オーナー経営者は意思決定が早く、「よっしゃ、それならうちはこれを協力するよ!」とリソースをもちよって頂きまして、やはりオーナー経営者は粋な行動ができるものだと、感動しました。 

中小企業の自社の強みをアジアマーケットに打っていくためにシンガポールを玄関にした賢いアジア地域への展開の方法と、シンガポールビジネスの正しい情報をお伝えします。
ぜひ、具体的なアジア市場進出計画のきっかけにして頂けたら幸いです。

シンガポール進出セミナーの詳細はこちら。
日本のベンチャー・中小企業のグローバル化を一気に加速する
「シンガポール進出セミナー」東京開催

日時: 2010年12月8日(水) 14:00 ~ 18:00
会場: 東京・西新宿 アビバコミュニティ アビバホール 詳細: http://www.avivaco.jp/   *セミナー終了後、講演者、シンガポールビジネス関係者と名刺交換して頂けます。

    ”アジア進出を計画したい経営者の方は、是非ご参加下さい。”

2010 年 9 月 27 日 月曜日

番外編:尖閣諸島問題、日本政府のやり方、戦略どころか志のなさに日本人として心が痛む。

昨日は気が気じゃなくて、シンガポールF1 GPとNHKスペシャルの「堕ちた特捜検察~エリート検事逮捕の激震」特集番組チャンネルを何度も切り替えて見てしまった私です。

この数日間、尖閣諸島の事件、問題について、政府の対応の仕方に対して、日本の政治家があまりにも稚拙かつ、やるべきことをしないので、ここ数日の間、感情的になっています、わたくし。私がブログでいったところで何も変わらないけど、東京都の石原知事の発言と同感。

わたしが言いたいのは、
「事件を録画したビデオ映像をYoutube で説明コメントを中国語&English 付きで世界へ公開するべき」

ちなみに私の気持ちをよく表現してくれた映像にユーモアをいれてスクリプト作成された映像がこちら。(笑)
(この日本語スクリプト入れた人のセンスが凄いと思います。著作者を知らないのですが)
「総統閣下は尖閣諸島衝突事件の中国船長釈放にお怒り!!」

最近観たどんな映画よりも、私にとってはHITした映像と日本語スクリプトでした。(笑)
(変なウィルスとかの弊害ありません。)
普段、Youtube などチェックしない自分ですが、たまにNHKだけ見ていると無難な結論とうわっつらの結果しかわからないと思うので、どうしても気になるニュースはYouTubeでも情報を見たりしています。

しかし・・・。今回の件はどうしてそうするわけ・・・・と気持ち的に苦しいですね。
海外に住む日本人の皆さん、どう思われましたか?
ぜひ、コメントください! こんなこと思うのは私だけでしょうか?)汗)
(こんなブログ、会社員社長だったら絶対に書けないですね・・・リスク高いかも?)

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