インキュベーター・インスティテュート齋藤一恵のブログ

日本人にとっての海外インターンシップと欧米諸国の企業にとってのインターン生

私は90年代に海外留学、インターンシップをしたい人へキャリアカウンセリングをしてインターンシッププログラムの手配のサポートを仕事にしていました。日本国内の学歴だけで、職業選択が制限される常識のなかで、海外にいって勉強しなおして、自分のやりたい方向の仕事に挑戦する道筋を海外での専門的な勉強をすることで、キャリアチェンジできるよ!! という信念があり、それが、私の最初の起業でした。

当時、海外インターンシップといえば、「お金と人の労働力搾取」じゃないか?と思うような業者がいて、個人的には「それって、どうなの??悪徳じゃないの?」と思っていました。
悪徳業者を一掃してやりたいという気持ちで、人の人生のカウンセリングについて勉強して、産業カウンセラーの資格をとり、人の人生を左右する海外留学、インターンシップを希望する社会人向けにカウンセリングと手配のサポートをするカウンセリングオフィスを東京、上野で設立したのが、私の最初の起業の情熱でした。

当時、それは、その本人がそのプログラムに100万円以上、お金を払って、現地で提供された部屋に家賃もちゃんと払い、海外の企業に派遣、研修生として働くというパターンでした。

アメリカや、イギリス、オーストラリアなどでは若者のインターンシップ受け入れがある意味、企業の社会的な活動として定着しているもので、日本でいうとアルバイトと同等レベルの仕事が与えられることが常識的。

「日本の若者の「夢の実現」か「やりがい搾取」か、米VC・Fenoxの騒動で見えたシリコンバレーインターンの実情」
http://jp.techcrunch.com/2016/02/26/fenox/

この記事にある企業での体験は、日本人にとってはシリコンバレーというブランドも含めて確かに魅力的だと思います。
この記事で見えてこないのは、日本人を中心とした56人のうち、何人がこの会社で採用になったのかなあ? と思うけど実際、雇用計画ゼロが前提でも、「若者の就業体験を提供する」ことが一般的な目的なので。

日本企業の若者インターンシップ受け入れの実践が進化していないなあと思うのと、日本の場合は、優秀な学生採用のひとつの手段と考えていて、お客様扱いの企業が多く、海外のインターンのあり方と比較すると「搾取」に見えやすいかもしれない。

コメントをどうぞ

Trackback URL

space