インキュベーター・インスティテュート齋藤一恵のブログ

2012 年 10 月 のアーカイブ

2012 年 10 月 17 日 水曜日

9月27日HRMシリーズ「シンガポール雇用法セミナー」レポート

今後、The Incubator Institute では、シンガポールの日本企業の幹部、管理職の方たちへ、Human Resource Management の領域にて定期的にセミナーを開催いたします。
海外でのヒューマンリソースマネジメント知識と、この地域での最近の動向、情報、ノウハウの共有をセミナーや勉強会をとおして、共有していき、日本企業の海外での人材マネジメント、人財育成、従業員満足度向上に役立てて頂ければと願っています。

そこで、HRMシリーズ第一回目は 2012年9月27日に「シンガポール雇用法セミナー」を開催しました。まずは雇用主の義務と権利、従業員が法律で保護される権利を理解しましょう、という目的のセミナーでした。
シンガポール雇用法セミナー告知ページ

セミナー当日は、最終的に50人ほどの企業幹部や人事ご担当者の方にご参加頂きまして、アンケートの結果からは良かった、役に立ったという評価を多く頂きました。
以下に簡潔な報告レポートを致します。

セミナーの第一部ではインキュベーターインスティテュートの齋藤が、
「海外社員に嫌われる日本型人事と管理不足による経営リスク」とうテーマで、
この10年間での海外における日本企業の人気が急落していることと、ほかの競合企業の経営者が何を重要課題としてこのアジア太平洋地域で取り組んでいるのか?、人事管理が経営上でこんなリスクがある、ということをお伝えしました。また、雇用契約とは日本の入社の意識、就業意識がまったく違うことを前座でお伝えしました。

その後、メインの第二部では、Oon & Bazul LLC から弁護士 スレッシュ ディヴィアナーザン氏と日本法弁護士の佐藤かおり女史による、雇用法のレクチャーへ。
「従業員の不正、不法行為を見つけたときに管理職は何をしたらいいのか?」
「競業企業への転職禁止は可能なのか?」ということについての方法、雇用契約書に含めるべき条項の解説をしました。

lawyer Mr. Suresh Divyanathan

解説のセッションの後、参加者からの個別ケースについての質問に回答しまして、時間超過をして18:30に終了しました。

皆さん、本当にご参加頂きまた真剣に今回の議題について会場で共有して頂いた様子でした。開催側もやってよかったと感じました。誠にありがとうございました。

セミナー終了後のアンケートからのコメントをご紹介します。

・どの点がこれは聞いてよかったと印象に残りましたか?という質問の自由回答から:

 リーガル的見解と人材ビジネスとしての両方の見解がうかがうことができて良かったです。
 解雇関連のご説明が大変参考になりました。佐藤弁護士の通訳も上手で関心しました。
 解雇について今までで一番、詳しく教えてもらえたので良かったです。
 不正行為の発見時の対応
 基本的な質問について、あらためて聞けたことが非常に良かった
 シンガポール特有・独自のルールについて知ることができたこと。
 加えて、「ルールはこうだが、実際の運用についてはこのようにすべき」という現実的な人事のお話しが興味深く、役に立つと思いました。
 解雇に関する実務的な説明が良かった。(複数あり)
 シンガポール人が就職する企業を選ぶときの理由がわかったこと。
 従業員の整理解雇の方法について知れたこと。
 雇用契約の終了の方法と、競合禁止の条項が知れたこと。
 日本の常識と違う、解雇の方法について。ドライではあるが、やはり人と人との関係性なので充分に注意が必要だということですね。
 人材業界に従事しているなかで、日本企業の置かれている現状を知ることができて、人事部へアプローチしている立場として多くの企業に人事制度を知っていただく義務があると認識しました。
 法律遵守だけがBest ではないこと。
 シンガポールの雇用法の特長がよく解ったこと。
 日本型人事とシンガポール雇用法の特長がよく解った。
 Termination のケースと各対処法が大変、解りやすかったです。
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ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回も皆さんの現場に役立つテーマでセミナーを企画いたしますので、ぜひご参加をお待ちしております。

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