インキュベーター・インスティテュート齋藤一恵のブログ

海外にいる日本人は何をすれば日本の力になれるのか?変な日本人かもな(1)

この大震災が発生してから一週間、正直言うと仕事は二の次で、NHKとネットに張り付いていました。この温暖で地震のない平和なシンガポールでも被災地の人の気持ちがガンガンと私の心中に突き刺さり、痛くて痛くて、気が気じゃない。今回、実感したのはニュース、情報が一番早いのはNHKとTwitter. 政府の会見情報はだいたい1日遅れ情報。 馬鹿だろと言われるでしょうが、なんだか、このシンガポールでも同じように節電し、在庫保存用食料を伊勢丹で買って、必要なときに送れるように準備しながら、速報に張り付いており、頭だけが疲労して眠れない夜がありました。

「何が自分にできるのか?」この問いに24時間、1週間問い続けています。
これは、日本人の皆さん、同じように悩んでいることだと思います。

先週、物資がない、と言われれば、どうやってこの物が溢れているシンガポールから、青森の八戸港へコンテナを積んで運べるか?ということを真剣に考えていました。
船会社の経営者や商社の社長に相談したりして、現実的なコストや受け入れ側の課題などをディスカッションしていました。
そんな中、シンガポールの有志ある日本人の人たちが「頑張って!日本!:Gambatte Japan
というイベントを速攻で企画して義援金を集めるリーダーたちがいました。素晴らしい行動力と力だと思います。ぜひ、リンクをご覧ください。

一方で、それぞれの人がいろいろな支援を一生懸命に考えて行動しているわけで、私はまた違う方面で具体的に自分や自社がほんの一部でも役に立てる方法を考えるべきだと思い続けていました。

まずは日本国内で西側からの支援が最適、最速な方法のようですが、通常の社会での業務規程や法令があちこちで、その円滑度に対して阻害要因になっている様でして。(なぜ、菅総理は非常事態宣言を法的にもださないのだろう・・・?)

ですから、業界プロの人からは、海外からの支援物資なんて、政府、外務省の事前の軍事的な許可レターがなければ、港に物資を降ろせないだろうという見解になり、先週はアクションをあきらめました・・・。

一方でシンガポール政府は情報収集能力と意思決定のアクションが日本政府とは比較にならないほど早くて、震災後、速攻でレスキュー隊5とレスキュー犬を派遣。(その後、原発事故の状態により、撤退するのも早かったが。アクションの速さと行動に脱帽。)

そして、シンガポールは自国民を守るために「日本生産食品への警戒検査対象」を先週出した。
こういうスピーディなアクションが取れる政府はお世辞ぬきで国民として、私のような外国人居住者でも、とても安心して政府の行動を待ち、見ていられるなあ・・・と実感。
この誰よりも早い対策の打ち出し方は、本当に日本政府に真似して欲しいと思う。

昨日、5日ぶりに行った、パラゴンのスーパーで思わず、見て見ぬふりできない出来事がありました。

removal action japanese daily products?

乳製品の陳列棚から、スーパーのスタッフが、明治乳業のミルクを棚からすべて撤去しているのを目の前にしてしまいました。
(まじ?ここのMeiji Milkは日本産じゃないし。それに今、シンガポールで並んでいる日本産商品は,
震災前の製品なんだから、いくらアクション早いシンガポールでも撤去はやめてくれぇぇぇ!心で嗚咽。)

と、苦しくなり 一度、通り過ぎて、どうしよう~~と思い、後ろ歩きして後ずさり。。

私:「すみません、なぜ、この日本メーカーの商品を取り除いているの?」

スタッフ:「あ、この棚を掃除しているんだよ。」

私:「本当ですか?いや~、この日本の震災ニュースから、いきなり日本製品をスーパーから撤去してるのかと思ったので。」

スタッフ:「いや、掃除なんだよ。で、何か?」

とあんまりに普段の感覚のご様子。
苦笑いして、その場をそそくさと立ち去りました。笑  
私は変な日本人だったようだ。でも良かった! (-_-)/~~~ピシー!ピシー!

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