インキュベーター・インスティテュート齋藤一恵のブログ

2010 年 6 月 19 日 のアーカイブ

2010 年 6 月 19 日 土曜日

東洋からの経営発想

つい最近、日本に休暇のために帰り、いろいろな地域の人と出会い、お話しました。

そこで、知り、あるマネジメントの本に出会いました。

「東洋からの経営発想」 田口佳史著 悠雲舎

ぜひ、アジア、インド、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどのアジアでビジネスをしている方は、相当に本質を考えて、悩んだり、他人から見たら、東洋人の日本人の自分がどうものごとを見るべきか?、なんて考えることがある人は、ぜひ、読んでみてください。

私が一番、感じたのは。
東洋人の価値としての、「勤労観」です。
仕事を通して、自分を磨くという価値観。これは、東洋人や日本人にしかありません。
人生が勤労だけと思う行き過ぎた日本人には、バランスが悪すぎるといえますが。
でもね。これは、日本人のもつ、すごいことなのです。

海外にいて、日本人として、アジア人として、地球に生きる人間として、自分がどうあるべきか?なんてこと、別にそんなこと、考えたことも、感じたことがない人には必要ないですけど・・・

私自身、欧米系のマネジメント理論に学び、もっと日本企業は敵の理論を知り、そのうえで、競争したほうがいい、または、外国人従業員に対して、同じ目的のうえで、欧米系の理論でどう対処、共有するべきか?といつも考えていました。

アジア、東洋の歴史的、精神文化的には、どうしてもアメリカ的な経営手法には、精神文化的に違和感や反論があるところがあります。一方で、アジア人には盲目となっている、マネジメント、経営理論がアメリカの理論体系、基本的にやるべきマネジメント理論と法則が実際にあるし、ある程度、それに学んだほうが、賢いし、それをやるべきだと、といわざるをえません。ある意味、欧米系の人を相手に、戦うならば、相手を知る上では重要な知識となります。

しかし、東洋、アジア人の精神文化の場合、同じような感じ方があるわけで、アジア人同士で、欧米系の理論を振りかざして、相手に攻撃するのは違和感が残ります。

その点では、シンガポールという場所は、ある意味、歴史や文化などは後回しにした特殊な場所なのです。
法律も英国からのコピーで、それを使うのが、東洋人なのです。

しかし、そういう特殊な場所で、ビジネスと表現活動を挑戦している途中で、痛感したことがあります。
なんだか、もっと日本は日本型の良さをさらに知り、それはそれで、維持したほうがいいと思うことや、すばらしい点がたびたびありました。
それは、ほとんどが、その「日本人のあり方」とリンクして、「日本企業のあり方」、その人の生き方、経営者が従業員へ思いを貫いている人の価値観から、そう感じました。

そんなことを感じたりした、海外での人材管理の現場で、変われない悪い弱点としては、
「日本企業の組織心理は、60年前の神風論や、戦争論とあまり変わっていない」と
ある意味、どこかで結論づけた経験が、正直にいうとあります。

とにかく、その人、そのときに何をしたかによってだけ、評価されて、その後のモニタリングや、その後の考えてつくった成果は評価にはいらないのです。

アジア諸国は、いろいろな国による文化と歴史があります。

日本も2600年以上の歴史があり、やはり、目に見えない遺伝子が人々に影響を与えていると感じます。

2600年の歴史では、男尊女卑は2660年の間、続いていた日本であり、いまさら、いきなり男女平等といわれて、精神文化的に無理なのでしょう。

私は、女に生まれてしまったので、現実で主張しても、実はそれを受け入れて生きていくしかありませんね。
男に生まれたほうが、ビジネス社会では差別があるけど、男女比ほどはないので、日本人としては社会活動したいなら、日本人男に生まれたほうがよかったなと「個人的には」思いますね。

東洋的な経営思想を話したかったのに、私自身は、東洋的な価値感により、日本人ビジネス社会では、ディスアドバンテージをもつ存在であるという、どうしようも解決がない立場で、努力を続けるしかないんだな・・・と、10年前からの考えと今もやはり、変わらないのだなと思いました。

だったら、アドバンテージを持つ日本人男は、もっと必死に勉強して、日本を沈没させずに、支えるために努力してほしいと思う。

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